断片であること
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自分のモノの考え方をふと振り返ってみて、
必死でいろんなものの間に共通項を探しているんだなぁ、と、
思わず苦笑してしまう。
違うものと違うもの。
その上位概念を探して、どこかにつながりを見つけようとする。
つながりがなければ、創る。
それがたとえ無理矢理であっても。
必死で。
文と文をつなぐ「論理」というものから、立ち上る
言葉にならない美しさと苦しさと。
論理哲学論考を見て、思わず涙がでたのは
きっとそういうことなんだろう。
全ては断片で、
どこまでいっても、どこまでいっても、途方もなくそれは断片のままなのであって、
だからこそ、自由に移動させることができるのだけど。
それが「本質」なのだと思う、
自分というものの。
そして、人間というものの。
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芦田宏直先生(@jai_an)の「努力する人間になってはいけない」を読んでる。
「一人の人間を愛することが〈できる〉という根拠も、その人間から自由に離れうる(その究極の形態として殺しうる)ということなしにはあり得ないことです。
…
どんなに愛し合う間柄であっても、いつでも、その相手から逃げることができるという原理が根底にない限り、「離れられないんだよね」なんて絶対に言えません。
場合によっては一突きで殺しうるからこそ、人間は命をかけて添い遂げることができるのです。つまり人間は自由に殺しうるからこそ、自由に(=深く)愛しうるわけです。」
なぜ人を殺してはいけないのか−一つの〈責任〉論 p175-176より
それにしてもこの本の装丁は綺麗だな。
特に背表紙。
文字のフォント、
文字のサイズ、
文の位置配列、
哲学関連の本には、装丁が美しいと感じるものが多い。
今まで見た中で一番そう感じたのは、長谷川宏訳の「精神現象学」。
これ、芦田先生が人生で読むべき本としてつぶやいておられたので、ぽちったのだけど、届いてみてびっくり。
綺麗すぎる。
本棚に置いてあるだけで、自分の価値が1000倍くらいになる気がするもん。
- 作者: G.W.F.ヘーゲル,G.W.F. Hegel,長谷川宏
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 1998/03
- メディア: 単行本
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あさつゆ | アパートメント
とてもとても好きな作品。
こうありたい、とひたすらに願う。
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つながりがないのならば、創る。
それがたとえ無理矢理であっても。
必死で。
ここではないどこか、をここへつなぎとめるために。
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…あ、肝心の芦田先生のご著書!
- 作者: 芦田宏直
- 出版社/メーカー: ロゼッタストーン
- 発売日: 2013/09/02
- メディア: 単行本
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上のすべての思いを否定するようなタイトルです
もー
さて、続きをよむよ!